ヨロは今年7月のパリ五輪でも活躍が期待されるCBだ。(C)Getty Images

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 サンパウロからCBのルーカス・ベラルドを獲得したばかりのパリ・サンジェルマンが、さらなるCBの補強に動きそうだ。 現地時間1月19日、フランスメディア『FOOT MERCATO』は、パリSGが冬の移籍マーケットでリールの18歳のCB、レニー・ヨロの獲得に本腰を入れたと報じた。 パリSGは、1月3日のフランス・スーパーカップ(対トゥールーズ戦)でCBのミラン・シュクリニアルが左足首の脱臼で負傷交代。検査の結果、手術を受ける必要があり、シーズン絶望の可能性が高くなった。 ここまで怪我で出場なしのプレスネル・キンペンベに加え、シュクリニアルまで離脱したため、ブラジルの俊英ベラルドを確保したものの、もう1枚CBを獲得する必要に迫られているという。 そこで白羽の矢が立ったのがレニー・ヨロだ。飛び級でフランスU−21代表に選ばれている18歳は、リールの生え抜きで今シーズンに定位置を確保すると17試合に出場し、2得点をマークしている。 190センチの長身ながら、俊敏性もあって長いリーチを活かしたタックルでボールを刈り取るなど、対人守備に定評がある。 


 すでにマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バイエルンなどが関心を示している逸材だ。 パリSGの強化責任者であるルイス・カンポスは、すでにヨロの代理人と接触していて、同選手の家族を含め全員を説得するべくあらゆる手を尽くしているという。 一部メディアの報道では、リール側は移籍金8000万ユーロ(約124億円)以上を求めているようで、移籍金5000万ユーロ(約77億5000万円)前後での契約成立を目指すパリSGとは金額に開きがある。 国外のメガクラブを出し抜き、パリSGが逸材を冬の移籍マーケットで獲得できるのか。今後の展開に注目が集まる。構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部「お互い負担になる」日本のイラク戦を韓国メディアも注視。敗戦で“2位抜け”なら「16強ですぐに対戦することになる」【アジア杯】