大谷翔平【写真:ロイター】

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自身のポッドキャスト番組で何度も大谷について言及

 米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ外野手は、新しく同僚になる大谷翔平投手について以前から高い関心を示してきた。現役メジャーリーガーをゲストに迎える自身のポッドキャスト番組では、何度も大谷について質問。「正しく評価できていないと思う。麻痺してしまっているから」などと、二刀流の偉大さを繰り返し強調していた。

 今季から大谷のチームメートになるベッツは、レッドソックス時代の2018年にア・リーグMVPに輝いたメジャー屈指のスーパースターだ。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも米国代表として出場。大谷が「憧れるのをやめましょう」と切り出した名スピーチの中で、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)らと並んで名指しされた選手でもある。

 そんなベッツは昨年の5月から10月にわたって「オンベース・ウィズ・ムーキー・ベッツ」というポッドキャスト番組で司会を担当。数多くの現役メジャーリーガーをゲストに招いた。各選手の生い立ちや球界のトピックスについて会話を繰り広げる中で、何度も取り上げた話題が「ショウヘイ・オオタニ」だった。

 クリスチャン・イエリッチ外野手(ブルワーズ)を迎えた第1回から早速、「一緒にプレーした選手、あるいは対戦相手で最高の選手は誰だと思う? まあ、マイク・トラウトやオオタニについて話さないのは難しいけど」と言及。そのトラウトがゲストの回では、WBCでの直接対決について、また大谷がFAになったときの契約金予想について質問を投げかけた。

 昨年7月のオールスターでナ・リーグの先発を務め、大谷から空振り三振を奪ったザック・ガレン投手(ダイヤモンドバックス)には、「オオタニから三振を奪う気分は?」などと質問。ガレンが「自分が引退した後に『俺はオオタニと対戦したんだ。史上最高の選手と対戦したんだ』と言える選手だ」と返すと、「僕たちが(現役として)プレーしている間は、正しく評価できていないと思う。麻痺してしまっているからね」と絶賛していた。

 オールスターのホームランダービーに出場したフリオ・ロドリゲス外野手(マリナーズ)が出演した際にも、室内練習場で打撃練習をしていた大谷にゲージを譲ってもらったやり取りについて質問。「それについて教えてよ!」と興味津々だった。

 昨年7月7日(日本時間8日)にドジャースタジアムで対戦した際には、二塁を守っていたベッツから出塁した大谷に握手を求めに行く場面も。今季、本格的に外野から二塁へコンバートされる予定の多才なスターは、敵だった頃から何度も“大谷愛”を示していた。

(THE ANSWER編集部)