ラーメンスープで食べる蕎麦は旨いのか? どん兵衛「ラーメンスープの天ぷらそば」をいち早く実食!
食楽web
●醤油ベースのラーメンスープと「天ぷらそば」を合わせた「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば」が新発売。実食した結果は……。
『日清食品』が1月29日から「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば」を全国で新発売します。ついこの前、年越しそばに『どん兵衛天ぷらそば』を食べたばかり。「どん兵衛」はあのお出汁が持ち味なのに、どうしてラーメンスープにしてしまったのでしょうか……。
昨年2月に「きつねうどん」バージョンが発売され、意外と相性が良いと話題となったとか。なるほど。その反響に味を占めたであろう開発担当者が次に狙いを定めたのが、「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば」というわけです。「どん兵衛には、あの出汁のきいたつゆしか認めん!」と、内に眠っていた頑固親父的な情熱が燃えてきました。
えっ、そばになると? 「ラーメンスープの天ぷらそば」を実食してみた結果は……
“なると”に違和感!
今回の新商品は特盛仕様になっています。麺と天ぷらだけみると、いつもの「どん兵衛」ですが、液体スープと“なると”がなんとも斬新! ラーメンらしさを醸し出していますね。
液体スープはフタの上で温めておき、3分経過後に投入。豚の旨みに黒胡椒をきかせた醤油ベースとのことで、濃厚な豚骨の香りが湯気と一緒に流れてきました。
一見いつもの「どん兵衛」、香りはラーメン
スープだけいただいてみると、醤油のキレと豚のコクが絶妙で、そばの香りを楽しめるよう後味はすっきりとしています。隠しスパイスの黒胡椒がバランスの良さを引き立てますね。
スープだけいただいてみると、醤油のキレと豚のコクが絶妙で、そばの香りを楽しめるよう後味はすっきりとしています。隠しスパイスの黒胡椒がバランスの良さを引き立てますね。
肝心なのは、そばとの相性です。一口目、原点である「どん兵衛天ぷらそば」を愛するあまり、「これじゃない!」とちゃぶ台をひっくり返す勢いでしたが、後乗せの天ぷらを食べると、海老の香ばしさと醤油ベースのラーメンスープが意外と合うかも? とアリ寄りの意見に心が傾きました。
[食楽web]
結論を出すのはまだ早いとばかりに、麺をずるずる→天ぷらサクサク→スープをずずずっ。
あれ、もしかしておいしいぞ。
「どん兵衛天ぷらそば」ファンとしては認めたくないけど、これはこれでアリですね。麺、天ぷら、スープの順でループが止まらなくなり、あっという間に完食しました。
これは“特盛”で大正解! 通常サイズなら違和感を抱えたままごちそうさまになったところですが、特盛は食べ進めていくと徐々にラーメンスープとそばの相性の良さが伝わり、最後はしっかりおいしくいただきました。量の多さが最大限に活きた一品。これは日清さんにしてやられました。
調査結果
好みで言えば、もちろんあのお出汁の味が恋しいのですが、ラーメンスープ意外と良い! 「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば」は、話題性とボリュームも満点ですので、気になる方はぜひ食べて確かめてみましょう。
(撮影・文◎亀井亜衣子)