キューバ代表としてWBCにも出場したジャリエル・ロドリゲス【写真:Getty Images】

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複数の米記者が合意を伝える…先発としても期待

 米大リーグのブルージェイズは、2022年まで中日でプレーしたジャリエル・ロドリゲス投手を獲得した。米MLB専門局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者ら、米国の複数記者が基本契約に合意したと報じている。またMLB公式のフランシス・ロメロ記者は契約条件について、4年総額3200万ドル(約47億4000万円)と伝えた。

 モロシ氏は自身のX(旧ツイッター)で「右腕ジャリエル・ロドリゲスとブルージェイズが基本合意したと情報筋が認めた。これは複数年契約だと伝えられている。詳細が残っており、契約は今日中にはまとまらない」とした。さらに球団はロドリゲスを先発投手としても見ており「先発と長い回を投げるリリーフの役割を務める可能性がある」としている。

 また、ロメロ記者は契約条件について、球界関係者の話として「4年総額3200万ドル(約47億4000万円)」と伝え「ブルージェイズでプレーする初のキューバ人選手」と紹介している。

 ロドリゲスはキューバ国内リーグでプレーしたのち、2020年に中日入りし3年間プレーした。2022年には56試合に登板しセ・リーグ最多の39ホールドを挙げ、防御率1.15という素晴らしい成績を残した。

 ただ昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にキューバ代表として参加したあと亡命して日本に戻らず、10月6日には中日が復帰は難しいとして自由契約を公示。昨年11月には大リーグ機構からFA選手として公示。その後複数球団が先発投手として獲得を検討していると報じられていた。

(THE ANSWER編集部)