王貞治氏(左)からトロフィーを手渡された栗山英樹氏【写真:宮脇広久】

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「第57回テレビ朝日ビッグスポーツ賞表彰式」に出席

 日本オリンピック委員会(JOC)とテレビ朝日は12日、「第57回テレビ朝日ビッグスポーツ賞表彰式」を都内のホテルで開催。昨年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制した野球日本代表・侍ジャパンがビッグスポーツ賞を受賞した。指揮を執った栗山英樹前監督が、2016年の第1回WBCで日本代表を監督として優勝に導いた王貞治氏(ソフトバンク球団会長兼特別チームアドバイザー)からトロフィーを手渡された。

 栗山前監督は、王氏を前にして「WBCの決勝より緊張しました」と感無量の表情。「スポーツ界は横のつながりも重要だと思います。野球界に限らず、みんなで手をつないで頑張っていきたいと思います」と語った。

 ビッグスポーツ賞には他に、フィギュアスケートの三浦璃来・木原龍一ペア、アーティスティックスイミングの乾友紀子、陸上女子やり投げの北口榛花、体操の橋本大輝。ビッグスポーツ特別賞などにも、2023年に活躍したスポーツ各界の選手らが選出された。

 東京五輪の個人総合と鉄棒の金メダリストで、既にパリ五輪代表にも内定している体操の橋本は「WBCの決勝はリアルタイムで見ていました。興奮して、その夜は眠れなかったです」と明かした。これには、栗山前監督も「橋本選手には別の表彰式で会った時にも『監督、見てましたよ』と言ってもらって、めちゃくちゃうれしかった」と満面の笑みを浮かべていた。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)