ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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4万9000円で予約注文している限定ユニホームに1000件の予約

 大谷翔平投手のドジャース入団が決まり、早くも1か月が経った。東京・新宿でMLBグッズを扱うスポーツショップ「セレクション」には、合意報道直後から注文が殺到。1日に700件の注文が入る日もあり、スタッフも大忙しのひと月だった。

 通常の日は50〜60件ほどの注文だが、それと比べると約14倍になる。まだ店舗にドジャース仕様の大谷ユニホームは届いてないものの、店内には在庫商品でドジャースコーナーも設置した。ベンチなどで着用するジャケット(約4万円)など、すでに店頭に置かれていたドジャース関連のアイテムは売り切れとなっている。

 ネット販売も担当する同店のスタッフは「ある程度高価格というのもありますが、通常のシーズンだとあまり売り切れないようなものですが、売り切れてしまっていますね」と話す。

 予約注文を受け付けている大谷のユニホームは2種類あるが、胸番号が入った価格4万9000円のリミテッドモデルには、すでに1000件を超える注文が入っているという。「12月の注文数に関しては、もう過去に類を見ないレベルだったんじゃないかなと思います」。店頭販売用も100着前後仕入れており、計1100着以上が店頭に入ってくる予定だ。

 決定直後は1週間にわたって1日500件前後の注文が続いた。「昨年のWBCも(売り上げの)山ではありましたが、それは確実に超えています」。移籍が決まってまだ1か月。ユニホームを着てプレーもしていないが、“大谷効果”は絶大だ。(上野明洸 / Akihiro Ueno)