2024年、中日ドラゴンズはどう勝ちパターンを作るのか?
1月4日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』には、昨年の中日ドラゴンズについて、このような投稿が寄せられました。「とっても不謹慎ですけど、2年連続最下位だったんで、チケットを入手しやすかったです。去年は何度も見に行きました。でもそれじゃあダメなんですよ」(Aさん)この投稿に対して加藤里奈と三浦優奈、CBCの西村俊仁アナウンサーが語ります。
悔しかった2023年
Aさんの投稿に答えるパーソナリティたち。
加藤「私、悔しかったことは試合の内容じゃないです」
加藤が悔しかったのは「令和の米騒動」のように、ドラゴンズのドタバタをゴシップのように記事にされ、ネット上で話題になったことだったそうです。
加藤「私は悔しかったんで見ませんでした。愛する立浪様のためにPV(閲覧数)を上げないという強い意志です」
実はチームは良い雰囲気
加藤「だからこそ、この3年目は本当に逆襲して欲しい。選手として超活躍した立浪様ですから、監督としてのすごさも見てもらいたい」
昨年は立浪監督を批判する記事も多数報じられましたが、選手でこれに憤慨したのは大野雄大投手です。
西村「普段取材している僕らからしても、何でこんなに悪く言われるんだろう?何も知らないのに、と言う気持ちもありました」
昨年、番組を通じて初めてドラゴンズの取材をしたという加藤。
そんな加藤が見たチームは、選手やコーチ、そして監督含めて雰囲気が良かったそうです。
加藤「このすごくいい雰囲気は今シーズンの光になるんじゃないかな」
痛い穴
離脱者が多数出た昨シーズン。その分、2024年は復帰する選手も多くなります。
中でも加藤が期待しているのは田中幹也選手。
田中選手は楽天とのオープン戦で右肩を脱臼し、3月下旬に「右肩鏡視下バンカート修復術」という手術を受けていました。現在は順調に回復しているようです。
振り返れば、昨年のドラゴンズの不調はこの人から始まったという三浦。
三浦「ジャリエル・ロドリゲス。後々響いたシーズンだった」
西村「中継ぎピッチャー、みんなジャリエルの分まで頑張りました」
三浦「頑張ったけど、やっぱりあの穴は痛いよなあ」
WBCを終えて3月29日の飛行機で帰ってくるはずだった抑えのエース、ロドリゲス投手はその後姿を消してしまい、球団も本人と連絡が取れない状態となりました。
実はアメリカに亡命し、メジャーリーグと大型契約をすることになりました。
その退団の流れはスポーツ新聞でも大きく報じられました。ドラゴンズのゴシップ記事はここから始まったのです。
僕がお土産
一方昨年のドラゴンズは。WBCで優勝した侍ジャパンから唯一勝利を奪い、「中日ドラゴンズ世界一」という言葉がトレンドになったこともありました。
しかしジャリエル・ロドリゲス投手の誤算から始まり、2023年は屈辱の2年連続最下位。
西村「まさか帰ってこないとは思わなかった」
加藤「根本を辿るとそこだと思う」
三浦「ライマルちゃん帰ってきてくれてありがとう」
同じWBCキューバ代表のライデル・マルティネス投手はドラゴンズに無事合流。
田島慎二投手から「キューバのお土産は?」と聞かれ、「僕がお土産」と答えて周囲を笑わせる一幕もありました。
固定しないとダメ
ロドリゲス投手の穴がかなり影響したドラゴンズ投手陣。
昨年三浦はドラゴンズOBの岩瀬仁紀さんからこんな話を聞いたそうです。
岩瀬「7、8、9回を投げる投手がちゃんと揃っていないとガチッと決まらない」
当時の守護神は、8回ジャリエル・ロドリゲス投手、9回はライデル・マルティネス投手でした。
この穴を埋めるため、調子が良い投手を入れ替えるのではなく、誰が投げるのかしっかり固定する必要があると語った岩瀬さん。
三浦「私の期待の選手は松山晋也投手。7回か8回か分かんないですけど、勝ちパターンに入って来てもらって、しっかり守って欲しいと思います」
守護神・ライデル・マルティネス投手越えが目標という松山投手に期待したいものです。
(尾関)