井上尚弥、米大手放送局ESPNの年間MVP受賞の快挙! 2階級4団体統一は「紛れもなく偉大なこと」
井上尚弥が快挙
米スポーツ専門局「ESPN」は29日(日本時間30日)、ボクシングの井上尚弥(大橋)を2023年の「年間最優秀ボクサー」に選出したことを発表した。海外メディアでは各自で選定を行っているが、米大手放送局に評価される快挙。26日の世界スーパーバンタム級4団体統一戦でマーロン・タパレス(フィリピン)を10回1分2秒KOで撃破し、史上2人目の2階級4団体統一を達成した。
同局は記事を掲載。「スポーツ界で最も優れた男性ボクサーへの賞は、ウェートに縛られない、抑えきれない世代の才能である“ザ・モンスター”にほかならない」と称賛。「日本のスターは競争のレベルを大幅に上げ、1階級跳ね上げ、同じように支配した。これは紛れもなく偉大なことである」と受賞理由を紹介している。
井上は昨年12月に世界9人目の4団体統一をバンタム級で達成。1つ重いスーパーバンタム級転向初戦となった今年7月、スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちでWBCとWBOの王座を奪った。今月26日にタパレスを破り、2階級4団体統一の偉業を達成。男子ではウェルター級のテレンス・クロフォード(米国)に次ぐ世界2人目となり、史上最速5か月での快挙だった。
ESPNは「イノウエは何をしたのか? 絶え間なく勝利し、強烈なKOを決め、8回後半にフルトンを仕留め、彼のスーパーバンタム級デビュー戦で統一王者となった」とフルトン戦を紹介。タパレス戦についても「4回にタパレスを落とし、コンビネーションパンチ、信じられないほどのバランス、そして激しいジャブで打ちのめし、この階級で4団体統一王者なり、しばらくの間はそこに落ち着くつもりだろう」とつづっている。
(THE ANSWER編集部)