【特集】JALの新国際線機、エアバスA350-1000 “リクライニング済み”のエコノミークラス編
日本航空(JAL)が国際線の新たなフラッグシップとして導入するエアバスA350-1000型機が、メディアに公開された。本稿では、快適性にさらに磨きがかかったエコノミークラスを特集する。
エコノミークラスは「3-3-3」配列で、席数は現在のフラッグシップであるボーイング777-300ERよりも8席多い全155席となった。シートは独・レカロ製で、背もたれがあらかじめ約2.5センチ(従来比)倒れた状態のプレリクライニングタイプだが、そこからさらに角度を調節することもできる。シートピッチは約84〜86センチ、座席幅は最大約46センチ。アームレストはスリムタイプで、シートの横幅が従来より約2センチ広くなっている。
機内エンターテインメント(IFE)はパナソニック・アビオニクス製で、モニターは13インチ、4K解像度。Bluetoothで乗客自身のワイヤレスヘッドホンと接続できる。
エアバスA350-1000型機は、2024年1月24日に東京/羽田〜ニューヨーク線でデビュー予定。当面は隔日で投入される。年度内には2・3号機を導入予定で、2号機の導入後は同路線に毎日投入される。3号機の受領後は東京/羽田〜ダラス/フォートワース線でも運航する。
▲テーブルは奥行きが約5cm伸び、安定感も高まった