バルセロナ、カンセロの完全移籍移行を画策か…「前払い+3年の分割」で約82億円を捻出?

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 バルセロナは、同クラブにレンタル加入中であるポルトガル代表DFジョアン・カンセロの完全移籍での獲得を目指しているようだ。18日、スペインメディア『フットボール・エスパーニャ』などが伝えている。

 現在29歳のカンセロは、ベンフィカの下部組織出身で2014年夏にトップチームへと昇格。バレンシアやインテル、ユヴェントスでのプレーを経て2019年8月にマンチェスター・シティに完全移籍で加入すると、在籍した3シーズンで公式戦128試合に出場し、7ゴール17アシストをマークした。昨シーズ途中には、バイエルンにレンタル移籍で加わると、公式戦21試合の出場で1ゴール6アシストを記録し、チームのブンデスリーガ11連覇達成に貢献。今夏の移籍市場最終日には、バルセロナへのレンタル加入が決定し、今シーズンはここまで公式戦14試合の出場で2ゴール1アシストをマークしている。

 新天地でも欠かせない戦力として活躍するカンセロだが、スペイン紙『スポルト』は17日の段階で、「バルセロナはカンセロと来季もレンタル契約を望んでいる」と報じており、保有元のマンチェスター・シティは、3500万ユーロ(約57億円)の買い取り義務が付随した場合のみ、レンタル移籍を受け入れると主張していた。

 しかし、『フットボール・エスパーニャ』は、バルセロナがカンセロの完全移籍での獲得を目指していると指摘。5000万ユーロ(約82億円)と見込まれる移籍金に対し、同クラブは前払いで2500万ユーロ(約40億円)を支払い、残金を3年の分割払いにする計画を準備している伝えている。