韓国・SKイノ 日本のENEOSと低炭素エネ開発など協力強化へ
【ソウル聯合ニュース】韓国石油化学大手のSKイノベーションは1日、日本のENEOS(エネオス)と、両社経営陣による会合を前日に韓国南部の済州島で開き、戦略的パートナーシップに関するMOU(覚書)を締結したと発表した。低炭素エネルギーの開発など、未来を見据えた協力の強化を盛り込んだ。
両社は2007年から経営トップと幹部による会合を重ね、韓日のエネルギー業界の懸案事項を共有し、協力策を議論してきた。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに再開された今回の会合には、SKイノベーションの金俊(キム・ジュン)副会長とエネオスの齊藤猛社長をはじめとする両社経営陣が出席した。
双方は今回、エネルギーの安定供給と脱炭素化を主要な課題に挙げた。金氏と齊藤氏は5月に会った際もこれらを両国業界の共通の課題として認識し、合同のタスクフォース(TF)を立ち上げて協力策を模索してきた。今回はTFの検討内容を基に、エネルギー転換への対応を話し合った。
MOUには低炭素エネルギーの共同開発と石油製品の需給・設備運営協力により石油事業の競争力強化を図ること、化学、潤滑油事業の循環経済と脱炭素分野の新規事業の開発に取り組むことなどが盛り込まれた。
両社は持続可能な航空燃料(SAF)や二酸化炭素(CO2)回収・貯留・再利用(CCUS)といった低炭素エネルギー開発分野で力量と技術を共有し、共同プロジェクトを模索することで一致した。
石油事業ではSKイノベーションの生産拠点の蔚山CLXとエネオスが日本に持つ石油精製設備の運営最適化へ協力体制を整え、変動する市況に能動的に対応する予定だ。また、安定的なエネルギー需給に向け、具体的な協力策も練る。
金氏は「事業環境が似通った韓国と日本をそれぞれ代表するエネルギー企業の長年の協力は、今日のエネルギー事業全般の同伴成長につながった」と評価し、脱炭素化への両社の協力が韓日のグリーン時代の呼び水になることを期待した。
齊藤氏は今後さらに交流を深め、両社が目指す脱炭素社会を共にリードしていきたいとの考えを示した。
両社は2007年から経営トップと幹部による会合を重ね、韓日のエネルギー業界の懸案事項を共有し、協力策を議論してきた。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに再開された今回の会合には、SKイノベーションの金俊(キム・ジュン)副会長とエネオスの齊藤猛社長をはじめとする両社経営陣が出席した。
MOUには低炭素エネルギーの共同開発と石油製品の需給・設備運営協力により石油事業の競争力強化を図ること、化学、潤滑油事業の循環経済と脱炭素分野の新規事業の開発に取り組むことなどが盛り込まれた。
両社は持続可能な航空燃料(SAF)や二酸化炭素(CO2)回収・貯留・再利用(CCUS)といった低炭素エネルギー開発分野で力量と技術を共有し、共同プロジェクトを模索することで一致した。
石油事業ではSKイノベーションの生産拠点の蔚山CLXとエネオスが日本に持つ石油精製設備の運営最適化へ協力体制を整え、変動する市況に能動的に対応する予定だ。また、安定的なエネルギー需給に向け、具体的な協力策も練る。
金氏は「事業環境が似通った韓国と日本をそれぞれ代表するエネルギー企業の長年の協力は、今日のエネルギー事業全般の同伴成長につながった」と評価し、脱炭素化への両社の協力が韓日のグリーン時代の呼び水になることを期待した。
齊藤氏は今後さらに交流を深め、両社が目指す脱炭素社会を共にリードしていきたいとの考えを示した。