8月に大阪でおこなわれた音楽フェスで観客から受けたセクハラ被害を告発し、大騒動に発展した韓国出身のアーティスト、DJ SODA。10月25日、自身のXを更新し、再び来日することを報告した。

 DJ SODAは10月28日、都内のクラブで開かれるハロウィンイベントの画像を添えて《日本へ行きます!!》と高らかに宣言。26日には、《到着しました!!》という投稿に、東京を訪れているとされる写真を添えている。

 芸能ライターが、8月の一連の騒動を振り返る。

「8月の音楽イベントでは、パフォーマンスの一環でステージから降り、ファンに近づいたところ、最前列にいた一部の観客から胸や体を触られ、腕を掴まれるなどの被害に遭ったことを告発。翌日、自身のSNSで《あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています》などと被害を訴えました。これを受けて、男女3人がフェスの主催会社に不同意わいせつなどの疑いで刑事告発されるなど、大騒動に発展しています。

 しかし、衣装の露出度が高く、盛り上がっているファンに自ら近づいていったため、自己防衛できていないといった批判が寄せられました。さらに一部の過激な人たちの間では、『わざとこのような騒ぎを起こした』『以前からセクハラ被害があったのに、日本で受けた被害だけをことさら騒いでいる』という“陰謀論”まで出てくる状況でした。こうした事態を受けてDJ SODAさんは、『これはただ一つの国の問題でも、日韓問題でも、男女問題でもない』と、声明を発表したほどです。

 ただ、9月14日には日本へ再来日。露出度の高い服装でラーメンやすき焼きを満喫する姿が本人のSNSに投稿され、『メンタル化け物』という声を寄せる人も。これは本人も、Instagramで“ネタ”にしていたほどです」

 日本を発つ際には、《私を歓迎してくれてありがとう。すぐまた来るよ》と綴っていたDJ SODAだが……。

「しかし、9月26日には、韓国の番組『私はいま怒っている』にゲスト出演。騒動を振り返って、『服の中に手が入ったのは海外公演で初めてだった。終わってから、私は動物園の猿になった気分だった』『メンタルが落ち込み、1週間で5キロも体重が落ちた』と語っていました」(同前)

 かねてから親日家をアピールし、「この事件とは別に私が日本を好きな気持ちは変わらない」とも発言してきた彼女。結果的に宣言通りの再来日となったが、ネット上では“8月の一件”を引き合いに、彼女の来日に厳しい声を寄せる人が多いようだ。

《>「この事件とは別に私が日本を好きな気持ちは変わらない」 この事件がきっかけで、私があなたを嫌いな気持ちは変わらない》

《人生今までに経験したことのない恐怖にさらされ、思い出しても身体の震えが治まらない事がないように自ら観衆に飛び込まないこと。又、警備体制をしっかりすること》

《観客とステージとの間に3メートル以上の高さの金網を立てて、ほぼ裸の人が近寄って来ても大丈夫なようにしてください》

 いっぽうで、《誰が出演依頼しているのか?》などの声も。

「DJ SODAさんはインフルエンサーとしても活動しているので、目立つ格好をするのは当然ですし、彼女はどんな服装をしていても、触るほうが悪いというスタンスです。これは、DJ SODAさんの主張のほうが正しいでしょう。とはいえ、あれだけ騒動になった後、わずか1カ月で来日。さらに10月にも来日することに驚く人がいるのも当然ですね」(同前)

 10月28日のハロウィンイベントのゲストとして、DJ KIRARA(明日花キララ)、戦慄かなのらと名を連ね、都内のクラブへと現れる彼女。日本への愛は強いようだが……。