後半の被シュートはゼロ。大分戦で採用した4−4−2に東京V・城福浩監督は手応え
10月7日開催のJ2第38節で、大分トリニータと対戦した東京ヴェルディは、16分に稲見哲行が挙げたゴールを守り切り、1−0で勝利した。
この試合で注目すべきポイントのひとつが、システム変更だろう。直近のリーグ戦8試合はキャプテンの森田晃樹をアンカーに置く4−3−3が基本布陣だったが、4〜6月にかけて採用していた4−4−2でスタートしたのだ。
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「自分たちはできるだけ相手陣地でボールを持つサッカーがしたい。そのためには相手陣地でボールを奪いたいですし、そのためにハイラインを引いて、前からプレッシャーにも行く。何段活用か分からないですけど、その状況の中で河村慶人の走力が非常に大きな武器になった。
彼が前で(守備の)スイッチを入れてくれたことで、後ろが下がらずに済む。そのサイクルが作れたこと、彼が交代まで(力を)出し切ってくれたこと、それがチームメイトの背中を押すメンタリティだったと思いますし、彼がそこまでやれたことも大きな手応えです」
しかし、序盤の10分は自陣からのビルドアップで上手く前進ができなかった。セカンドボールを先に拾われ、シュートまで持ち込まれる場面も少なくなく、システムを変えた影響が少なからずあったようにも見えた。
実際、森田が「(4−4−2の)練習は短い時間でしたし、難しい場面もあった。2トップに合わせた中盤の動きがまだ合っていない」と口にすれば、齋藤功佑も「それぞれがボールホルダーに対して選択肢になれず、マンツーマンみたいな守備をされて五分五分のボールを蹴るしかない状態で、入りは上手く行かなかった」と反省の弁を述べる。
18分に大分のCBペレイラがレッドカードで退場し、その後は数的優位だった。さらに追加点が奪えなかったことも含めて、この試合で4−4−2が上手く機能したとは言い難い。それでも指揮官が手応えとして挙げた点に加えて、相手のシュートをゼロに抑えた後半の守備は自信になったはずだ。
リーグ戦は残り4試合。ジェフユナイテッド千葉とジュビロ磐田との上位対決も控えるなか、城福監督はどのようなシステムで試合に臨むのか。その手腕に注目だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
