ジャニタレ降板は大正解…超絶イケメンだらけの男子バレーW杯はとんでもない人気ぶりだった
来年のパリ五輪出場権獲得も兼ねた「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」の男子大会が9月30日に開幕した。
フランスW杯ラグビーで、日本テレビが櫻井翔をスペシャルサポーターに起用したのとは対照的に、W杯バレー大会関係者とフジテレビの行動は早かった。3月にBBCでジャニー喜多川氏の性加害が報じられると、1年以上前から調整されていたジャニーズJr.の「Aぇ!group」起用を白紙に戻し、本大会の応援ソングも人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」で調整。7月末にジャニーズ所属タレントは起用しないと発表した。
W杯バレーは、ジャニーズJr.のデビューの場でもあった。ジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長も1995年のW杯のために結成されたV6で、アイドルユニットデビュー。V6の「V」には「volleyball」や「victory」など、いくつものVの意味が込められていた。
その後も1999年大会に嵐、2003年にNEWS、2007年にHey!Say!JUMP、2011年にSexy Zone…とバレーW杯開催年に合わせてデビューし、W杯スペシャルサポーターを担当してきた。だがその蜜月関係も、28年目で終わりを迎えた。大手広告代理店関係者が言う。
「高齢のジャニー喜多川氏がいつまで、デビュー予定の少年たちに性加害をしていたのか、という非常にセンシティブな問題があります。もし被害者から『五輪やW杯のイメージキャラクターデビューをチラつかされて強制わいせつや性的暴行を受けた』という爆弾発言が出ると、バレーに限らず五輪やW杯の放映権、公式スポンサーにまで影響する。最悪の場合、日本の競技連盟は人権を軽視しているとみなされ、日本代表の出場資格が剥奪される大問題に発展しかねません」
だから国際大会の公式スポンサーやメジャーリーグの球場に広告を出すような大手企業は、一斉にCM起用から手を引いた。
ところで、そんなジャニーズ切りを断行したW杯バレーの追い風になっているのが、今年7月からSNSで盛り上がり始めた「バレー男子ブーム」だ。前日本代表監督の中垣内祐一「ガイチ」ブームは日本国内に限られたが、今回はアジア全体に波及している。
例えば発売中の女性誌「CanCam」11月号にモデルとして登場した日本のエース、郄橋藍選手。ドイツ系、イギリス系の祖父母の血を引くクォーターで、白馬に乗った王子様そのもののルックスに、まず海外の女子バレー選手が注目した。
今年7月に行われた国際大会「ネーションズリーグ」(男子ワールドリーグ、女子ワールドグランプリに代わる大会)に参加した16カ国の女子バレー代表は郄橋選手とこぞって記念写真を撮り、SNSで拡散。中国とフィリピンの自国選手のインスタを見たバレーファンから、郄橋選手の人気は一気に火がついた。今ではバレーファンに限らず、先ごろ結婚したばかりの羽生結弦に代わり、中国・杭州で開催中のアジア大会にまで追っかけていったアジア女子もいる。
さらにキャプテン・柳田将洋のインスタフォロワーは約30万人と、芸能人並みの人気。「おけいはん」こと、アジア大会で20得点と急成長した法政大学2年生、イラン人の父を持つ高橋慶帆選手とのツーショットを披露したところ、瞬く前に1700万件のインプレッションを記録した。もちろんルックスだけでなく、中国・杭州アジア大会では銅メダルを獲得する実力も兼ね備えている。
ジャニタレ降板で激おこのジャニヲタがいるかもしれないが、是非ともSnow Manのラウールに激似とも横浜流星に激似とも言われる、エキゾチックな匂いプンプンの「おけいはん」を応援してみては。