朝時間の使い方を変えた読者に密着。試行錯誤して見つけた、心地よく1日を始められる朝の時間割も必見です。ここでは、イラストレーターの仕事をしながら家事の流れを仕組化した山本香織さんの例をご紹介します。

家事を朝にまとめたら1日がラクに過ごせるように

夫の仕事の都合で、平日は完全なワンオペ状態だという山本香織さん。

「家事が苦手なので、子どもが小さい頃は育児と仕事で毎日大混乱。朝の時間をうまく活用できていませんでした」

●家事予定リストをつくり朝にチェック

そんな山本さんを救ったのが、毎日やらなければいけない家事を書き出した「家事予定リスト」。

「リストをつくったことで、今日やる家事を朝から考えずにすむように。さらに、わが家に合った家事の頻度もわかり、最低限の家事で暮らしが回るようになりました」

家事リストで朝時間を活用することで、ほとんどの家事が午前中に終了。

「やり終えた家事に印をつけて、“できたこと”を可視化するのもポイント。家事の進み具合が把握できるので焦らなくなり、気持ちもラクになりました」

暮らしがまわる「家事予定リスト」とは?

毎日の家事を、行う順番を決めて書き出し一覧に。

「やるべき家事を考えずにすみ、さらに適切な回数もわかるので頻度が減らせます。リストどおりにできない家事があったら行う時間や頻度を見直して、生活に合うよう改良をします」

山本さんの「考えない家事」

家事の流れをルーティン化すれば、あとは手を動かすだけ! 朝から効率よく家事ができるように。

●前夜の先どり家事で朝をラクにする

朝イチの家事がラクにできるよう、前の晩にちょっとした工夫を。「洗濯物を洗濯機に入れ、翌朝スイッチを押すだけの状態に。ゴミ出しの日の前夜は、ゴミをまとめる作業も」

●寝ぼけたままでできる家事は朝イチに

起床後5分でできる!

Step1:タオル交換

Step2:洗濯機ON

Step3:食器の片づけ

Step4:床掃除

<寝ぼけたままでできる家事は朝イチに>

朝いちばんに行うのは、ボーッとしながらでもできることだけに。「キッチンと洗面所が隣接しているので、動線的にラク。タオル交換から床掃除まで、自然な流れで行えます」

●曜日ごとにルーティンを決める

玄関掃除や細かい場所のホコリとり、掃除機のゴミ捨てなど、週1回程度でOKな家事を曜日で振り分け。「頻度の少ない家事はルーティンに組み込むと、やり忘れが防げます」

●リビングの片づけは短時間&簡単に

テーブルの上を片づけ、ソファのクッションをきれいに並べるだけで、部屋がすっきり片づいた印象に。「整える場所は2か所だけなので、数分でリビングリセットが終わります」

●お弁当はお気に入りのメニューで固定

娘さんのリクエストで、お弁当は食べやすいホットサンドとフルーツが定番に。「昼食が簡単なメニューでも、ほかの食事で栄養バランスをとればいいと割りきっています」