マイクロソフトのBing AIチャットボットは手軽かつ無料で使えて好評ですが、これまでEdgeブラウザ以外では利用できませんでした。が、すでにChromeやSafariでもテストが行われており、まもなく一般ユーザーも利用できる見通しが明らかとなりました。

↑Edge以外でも使えるように?

 

Windows Latestは、Windows 10/11のChromeブラウザでBing AIが利用できると告げるポップアップが現れ始めたと報告。すでに一部SafariユーザーがBingにアクセスできたと指摘しています。

 

そしてWindows Latestも、ChromeでBing AIにアクセスできたとのこと。実際にダークモードでBing AIを使っているスクリーンショットも公開されています。

↑ダークモードの落ち着きある画面でもAIチャットできます(Image:WindowsLatest)

 

この件につき、マイクロソフトの担当者はThe Vergeに対して声明を発表。「我々は、他のブラウザ上でのテストの一環として、一部ユーザーにSafariとChromeでBingチャットを試してもらっています」とのこと。

 

また「標準的なテスト手続きが完了したら、さらに多くのユーザーに使ってもらえることに興奮しています」とも付け加え、まもなくテスト範囲を広げる、あるいは一般公開すると示唆しているようです。

 

ただしChromeとSafariでBingチャットを使う場合は、いくつかの制限があるようです。1つは、Edgeではプロンプト(質問文や指示文)に書けるのは最大4000文字に対して、最大2000文字しか入力できないこと。また、1セッション当たりのターン数(会話のやり取りが)30回ではなく5回でリセットされる上に、Edgeをダウンロードするよう勧めるポップアップが表示されるということ。

 

Bing AIチャットに興味はあるが、Edgeをインストールまではしたくない。そんな方は、ふだん使い慣れたブラウザで試しに使ってみて、Edgeを入れるかどうか検討してもよさそうです。

 

Source:Windows Latest, The Verge