英が「歩行者横断時間」を20%延長へ。そこには少し意外な原因が…
英国の横断歩道で青信号の点滅時間が20%長くなることが地元メディアの報道で分かりました。
その理由は英国人がどんどん太り、どんどん歳をとっているから。肥満や高齢化によって歩くのが遅くなっている国民に合わせて青点滅時間を少しのばし、歩行者が横断歩道を渡りきることができるようにすることが狙いのようです。
これまでのガイドラインでは、英国の青信号の点滅時間は6.1秒で、1.2m/秒の歩行速度に合わせて設定されていました。これからはその時間が7.3秒に増え、歩行ペースも1m/秒と少しゆっくりになるとのこと。ドライバーは赤点滅時間が1秒程度長くなってもイライラしないようにしなければなりませんね。
翻って日本の信号機。日本交通管理技術協会によれば、横断歩道の長さによって変わるものの、一般的に青信号は4〜10秒間、点滅しているとのこと。高齢者や小さな子どもが多く利用する場所は横断時間をより多く算出しているようです。肥満率は英国ほど高くないにしても、高齢化が進む日本でも歩行者横断時間を延長する場所は増えるかもしれません。
【出典】
Daily Star. Green man at crossings ‘to stay on longer’ as fat Brits taking age to reach other side. 2023 July 23