Nothing Phone (2)とiPhone 14 Plusがスピードテストで対決! その結果とは?
最近発売されたNothing Phone(2)はスタイリッシュな一方で、最新のSnapdragon 8 Gen2を積んでいません。搭載されたSnapdragon 8+ Gen 1は、約1年前のハイエンド向けチップという位置づけです。
それでも、実際の使用感を検証するスピードテストでは、iPhone 14 Plusを上回ったと報告されています。
YouTubeチャンネルのPhoneBuffは、iPhone 14 PlusとNothing Phone (2)を対決させるテストを実施しました。ロボットアームによりSNSやゲーム、Excelなどの定番アプリを次々と起動し、2周の合計時間を競い合うという恒例のものです。
PhoneBuffが使ったNothing Phone (2)の搭載RAMは12GBであり、ベースモデル(最低価格)の8GBよりも大容量です。かたや、iPhone 14 Plusの搭載RAMは6GB。ちなみに公式オンラインショップでの価格は、12GB版のNothing Phone (2)が9万9800円〜、iPhone 14 Plusは13万4800円〜となっています。
さて今回のテストでは、Nothing Phone (2)は、Microsoft Wordのような生産性アプリや、Snapseedでの画像編集・書き出しではiPhone 14 Plusよりも少し速いとのこと。そしてiPhone 14 Plusは動画編集の書き出しやゲームアプリの起動では優位に立っています。
が、すでに1周目からiPhone 14 Plusは敗北(それぞれ2分1秒78/2分5秒36)。そして2周目では、さらに差が開いています。特に目立つのは、Nothing Phone (2)が直ぐにMicrosoft Excelを起動できているのに、iPhone 14 Plusは時間がかかっていること。
搭載RAM容量が多ければ、それだけ多くのアプリをバックグラウンドで保持して、再び呼び出しやすくなります。つまり、iPhone 14 PlusのRAMが少ないことが響いているわけです。その結果、Nothing Phone (2)は2分50秒85で、iPhone 14 Plus(2分56秒92)に6秒以上の差を付けて勝利しています。
かつてiPhoneはRAM容量が少なくとも、最適化によりAndroidスマホの性能を上回ってきました。が、最近ではAndroid端末向けのチップ性能が向上したことや、多くのRAM容量を搭載することで、その格差はしだいに薄れてきているようです。
次期「iPhone 15 Pro」モデルでは、RAM容量が前モデルの6GBから8GBに増えると噂されています。iPhoneとAndroid端末が競い合い、どちらも性能が向上していくと期待したいところです。
Source:PhoneBuff(YouTube)
via:Wccftech