ゾマーとニューベルに接触:難航するシュトゥットガルトのGK模索

©️IMAGO/Laci Perenyi
「決してそれはそう簡単にいくような話ではない。これからの成り行きを見守っていかないことには。」VfBシュトゥットガルトのセバスチャン・へーネス監督は、この夏のゴールキーパー補強への観測について問われそう答えていた。これまで主にその候補にあがっていた選手は3人。ドルトムントでバックアップを務めるアレクサンダー・マイヤー(32)と、バイエルンでノイアーの影に隠れる危機に瀕しているヤン・ゾマー(34)、そしてもう1人バイエルンのアレクサンダー・ニューベル(26)だ。
そしてマイヤーについては先日にドルトムントとの契約を更新、バイエルンの2GKについては前向きな姿勢だったようだが、あくまでそれは「他の可能性もみてから」という条件付きで、それがゾマーに関してはオナナのマンU移籍が取り沙汰されるインテルに見出しつつある模様。残るは1人だけ若いアレクサンダー・ニューベルということになるのだが、しかしながら状況は様々な側面により複雑だ。
まず昨季もなんとかブンデス残留を果たした古豪は財政的な問題を抱えているところであり、バイエルンとの契約はあと2年残されていることからもレンタルで獲得したいところなのだが、当のバイエルンはむしろ売却を希望しているようで800万ユーロというシュトゥットガルトにとっては想定以上の金額が見込まれている模様。無論ニューベルクラスとなればシュトゥットガルトにとっては獲得できれば棚ぼたもので、いまも先行きが見えないという焦りが26歳という適齢期の選手獲得をお通しするかもしれない。
だがこれもまたシュトゥットガルトの事情を複雑化させているのだ。シュトゥットガルトでは将来を大いに嘱望されるデニス・ザイメンが在籍。1・2年後にはブンデスの舞台でシュトゥットガルトの一員としてプレーすることを、へーネス監督のみならず待ち焦がれているところ。そこで1年のレンタル移籍はプロの世界に向けた第一歩として適切なものになるかもしれないが、ただその前に26歳で野心的な優秀なGKを配置することは、決して目的に沿ったプランではない。
ミュラーのフライブルク復帰で新たに背番号1を身につけたファビアン・ブレッドロウと、ザイメンやフロリアン・ショックといった若手GK2選手を擁する布陣に、これまでシュトゥットガルト関係者は繰り返し信頼を強調。特に「ブレッドロウとザイメンについては今季のGK陣の一角を占めることは間違いない」とヴォールゲムートSDは述べているが、「そしてもう1枚が欠けているね。それがどうなるかは、そのうちに見えてくることだろう」とも付け加えた。
