ウクライナ領土の安全化のために奔走します。

ボディには「日本国民から」の文言も

 ウクライナ国家非常事態庁(SESU)は2023年7月10日、日本政府からトヨタ「ハイラックス」14台の供与を受けたと発表しました。


日本からウクライナに対して引き渡されたトヨタ「ハイラックス」ダブルキャブ仕様(画像:ウクライナ国家非常事態庁)。

 これは、国連開発計画(UNDP)が進める「緊急爆発物除去・がれき撤去」プロジェクトの一環で、日本政府が資金提供する形で提供される支援品とのこと。ハイラックスはダブルキャブ仕様で、ドアなどには「From the People of Japan(日本国民からの援助)」との文言が日章旗とともに貼付されていました。

 日本政府は昨年4月、不発弾やがれきの撤去支援としてUNDPに450万ドル(日本円で約5億8000万円)を拠出すると発表しており、今回の車両供与もその一環だそう。なお、車両と合わせて、ヘルメットや防弾チョッキ、対爆スーツ、爆発物探知機なども引き渡されています。

 これらは、ウクライナ国家非常事態庁の不発弾処理専門部隊で運用される予定です。