交通の要衝「北千住」が更に進化?大学誘致で活気づいた東口に「駅直結の再開発ビル」計画
東口の駅前が激変しそう。
北千住駅東口に高さ約120メートルの高層タワマン
JR常磐線や東武伊勢崎線(スカイツリーライン)、東京メトロ日比谷線、千代田線、つくばエクスプレス線が乗り入れる北千住駅は、東京北東部における交通の要衝となっています。今後は東口で新たな再開発計画が具体化しています。どのように変化するのでしょうか。
日比谷線には北千住駅始発列車が多数設定されている(画像:写真AC)。
北千住駅西口は駅ビルや商業施設が立ち並ぶ一方、東口はあまり開発が進んでいませんでした。しかし2012年4月、駅前にあった日本たばこ産業(JT)社宅跡地に東京電機大学が進出し、キャンパスが整備されたことで、若者が多く集まる学生街となり、雰囲気が変わりました。賑わいが創出された一方、交通量の増加により、歩行者と自転車が錯綜するなど駅前空間は課題を抱えているといいます。
東口駅前では、新たに北街区と南街区の2地区で再開発が計画されています。このうち北街区の事業主体となる北千住駅前再開発準備組合は、2021年7月に足立区に対して開発計画を提示しています。それによると、住宅(約400戸)や商業・業務施設、子育て支援施設で構成する高さ約120メートル、延床面積約5万1000平方メートルの再開発ビルの建設を想定。あわせて道路拡幅、駅前広場空間の確保、駅直結のデッキ整備、学園西通りの無電柱化なども実施する方針です。2023年7月に区が公表したスケジュールでは、2024年12月の都市計画決定を目指すとしています。
学生街となった東口ですが、今後は駅直結の開発ビルの整備で人口も増え、更なる賑わいが創出されることが見込まれます。
※誤字を修正しました(7月11日11時53分)。