コロナ明けてもやっぱり深刻……。

2022年度は前年度よりも軒並み利用者増 のはずが

 2023年7月7日、JR東日本は2022年度における路線別の利用状況について公表しました。コロナ禍で大きく利用者が減った2021年度と比較して、ほとんどの線区で利用者が増加に転じています。

 そうしたなか、次の鉄道路線は前年度よりも利用者が減りました。路線名、区間、2022年度の1日あたり平均通過人員(人)の順で記載します。末尾のカッコ内は2021年度の数字です(ただし、災害による不通区間がある線区は参考値のため除外)。


久留里線。2022年度は全線で前年度よりも平均通過人員が減少(画像:写真AC)。

・内房線 館山〜安房鴨川、1327(1350)
・水郡線 磐城塙〜安積永盛、811(819)
・水郡線 上菅谷〜常陸太田、1996(2002)
・烏山線 宝積寺〜烏山、1120(1140)
・久留里線 木更津〜久留里、1074(1091)
・久留里線 久留里〜上総亀山、54(55)
・陸羽東線 最上〜新庄、254(306)
・八戸線 鮫〜久慈、309(318)
・山田線 盛岡〜上米内、217(219)
・陸羽西線 新庄〜余目、148(192)※ただし道路工事により鉄道運休、バス代行輸送中
・気仙沼線 前谷地〜柳津、200(206)※ただし一部のBRT利用者含む

 ちなみに、JR東日本で最も平均輸送人員が低い陸羽東線の鳴子温泉〜最上間は2021年度と変わらず44人でした。これ以外の線区では、災害で不通となっている路線を除き、前出の通り軒並み平均輸送人員が増加しています。