ドベルグの新レーベル「UNKNOWN REPOAT」。その正体やいかに?

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優れた実用性と野性的なデザインで人気のアウトドアブランド・DVERG(ドベルグ)が、この夏新レーベル「UNKNOWN REPOAT」をローンチして話題を集めています。

直訳すれば“未確認の報告書”を意味するこのレーベル、第一弾としてリリースされたのは銅素材を大胆に使ったガス缶カバーとランプシェード。幻想的でロマンティックな意匠をまとったアウトドアギアには、日本の伝統的なものづくりのDNAが息づいています。

自然の恵み豊かな福井を拠点に、魅力溢れるキャンプギアを展開しているDVERG。多くのファンを虜にしているのはアウトドアギアとしての機能性、そして斬新な組み合わせのコラボレーションを次々と展開する卓越したプロデュース力です。

今シーズンより新たに打ち出す新レーベル「UNKNOWN REPOAT」が目指しているのは、まだ世に知られていない素材や技術・製法を発掘して実際の製品づくりに落とし込み、従来にない独自性の高いプロダクトを作り出すこと。このコンセプトを体現するものとして、レーベル第一弾となる3製品が発売となりました。

▲「NEBULA OD COVER」

ラインナップはOD缶カバー「NEBULA OD COVER」(1万7600円)、CB缶カバー「NEBULA CB COVER」(1万7600円)、そしてキャンパーの間で高い人気を誇るゴールゼロのLEDライト「ライトハウス マイクロ」専用シェード「NEBULA GZ SHADE」(1万4300円)の3モデル。

▲「NEBULA CB COVER」

いずれも銅板を加工して作られたもので、金属ならではの鈍い光沢と、キャンプの夕べをドラマチックに彩ってくれそうな独特の風合いが個性的です。

▲「NEBULA GZ SHADE」

造形加工に関しては、町工場が多く集まる江戸川区平井で、創業以来ヘラ絞り一筋で金属加工業を営む高橋絞工業が担当。身近な照明器具から巨大な冷暖房機器、オーケストラが用いる特注の打楽器、寺社の宝珠まで手掛けるヘラ絞りのエキスパートです。

一方着色を担当したのは、銅器製造の町として400年もの伝統を誇る富山県高岡市に拠点をおくモメンタムファクトリー。“着色”と聞くとなんとなく塗料を用いた塗装を想像しますが、ここでいう着色とは、銅素材が持つ腐食性と薬品、炎を巧みにコントロールして、鮮やかな色を浮かび上がらせる伝統技術のこと。モメンタムファクトリーでは長年培った確かな技術で、普段は仏像や梵鐘、茶道具など意匠性の高い工芸品を取り扱っているのだそう。

素材の特性を知り尽くしたふたつのブランドがタッグを組んで産み出したのは、“NEBULA(星雲)”の名前の通り、宇宙の神秘を思わせる幻想的な表情をたたえたキャンプギア。3モデルいずれも、銅の質感を活かした「ディフューズ」と、靄がかかったような重たげな色合いの「ダーク」の2カラーをラインナップしています。

独特の銅の質感、手仕事ならではの造形美、そしてまるで何十年も使い込んだような味わいのある風合い。使ってよし、飾ってよしのキャンプギアは、オトコの所有欲を刺戟しまくる逸品です。

>> DVERG

<文/&GP>

 

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