昨年の七夕賞を制したエヒト(ユーザー提供:モエロウエクラさん)

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 エヒト(牡6、栗東・森秀行厩舎)が七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)で史上2頭目の連覇を狙う。

 今年で59回目を迎える七夕賞だが、連覇を果たした馬は08~09年のミヤビランベリの1頭のみ。グレード制が導入された84年以降の勝ち馬に限っても、翌年も参戦した10頭のうち、馬券圏内を確保したのは前述のミヤビランベリと14年マイネルラクリマ(3着)のわずか2頭。残り8頭は4着以下に沈んでいる。

 エヒトは昨年のこのレースを6番人気で制覇。続く新潟記念こそ14着に沈んだが、その後はチャレンジCが3着、AJCCが2着と好走。前走のレッドシーターフHCは0秒8差の7着に終わったが、最後は脚を使っていた。初の海外遠征、初の長距離だったことを考慮すれば、決して悲観する内容ではなかった。

 今回は4カ月半ぶりの実戦となるが、昨年の七夕賞も5カ月ぶりの実戦だったから、むしろプラス材料。史上2頭目の偉業達成の可能性は十分にある。