ティバギ市児童・社会援助事務局主催で開催された誕生日パーティーでのアマンティーナさん。123歳になるもアクセサリーを身に着けるのが好きだという(画像は『Prefeitura de Tibagi 2023年6月20日付Instagram「 Festa de 123 anos da Dona Júlia reuniu diversas pessoas em Tibagi」』のスクリーンショット)

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世界的に長寿国として知られている日本。現在存命中の国内最高齢者である大阪府柏原市に住む巽フサさんは今年4月に116歳の誕生日を迎えたが、このほどブラジルの女性が123歳の誕生日を迎え、“世界最高齢者”として話題となっている。英ニュースサイト『The Sun』などが伝えた。

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1900年生まれで世界最高齢者とされるアマンティーナ・ドス・サントス・ドゥビルジェムさん(Amantina dos Santos Duvirgem)が、6月22日に123歳になった。

誕生日1週間前の6月16日には、ブラジルのパラナ州ティバギ市児童・社会援助事務局主催で、アマンティーナさんの誕生日パーティーがサン・セバスティアン礼拝堂のホールで開かれた。パーティーの様子を捉えた動画には、介助者や友人の助けを借りながらも身体を左右に少し揺らして踊ってみせるアマンティーナさんの姿がある。また記念撮影では参加者と一緒に親指を立ててサムズアップの仕草を見せていた。

普段は「ドナ・ジュリア(Dona Júlia)」というニックネーム普段呼ばれているアマンティーナさん。ソーシャルワーカーのヘレン・クリスティーナ・ペレイラさん(Helen Cristina Pereira)によると、彼女はパラナ州セラ・ガイアスに住み、20年以上のもの間、マリア・エデニール・ルシオさん(Maria Edenir Lúcio)の介助を受けながら暮らしているそうだ。

アマンティーナさんは糖尿病や頭痛、高血圧などの問題はなく、薬も服用していない。現在、言葉を発することはないそうだが、彼女は独特の食生活によって健康を維持している。身長約145センチと小柄なアマンティーナさんの好物は、ゆで卵といも類の一種であるキャッサバ粉を使ったブラジルの伝統菓子であるケーキ「ボロ・デ・ポルヴィーリョ(Bolo de Polvilho)」とのことだ。

“世界最高齢者”と言われているアマンティーナさんだが、ギネス世界記録には認定されていない。実は、彼女の出生証明書が発行されたのは年金を申請した時の1回だけで、正確な誕生日の日付は、全員が70歳以上の4人の証言者から情報を得て確認されたものであるからだ。なお現在、世界最高齢のギネス記録保持者は2023年3月4日に116歳になったアメリカ系スペイン人のマリア・ブラニャス・モレラさん(Maria Branyas Morera)である。

今回のニュースを見た人々からは、「彼女は幸せそう」、「美しい国ブラジルで、今後も過ごせることを祈っています」といったコメントがあがっている。

画像は『Prefeitura de Tibagi 2023年6月20日付Instagram「Festa de 123 anos da Dona Júlia reuniu diversas pessoas em Tibagi」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)