これから建てる人は必見? 家づくりで“失敗”を実感、その理由は? 3位「立地や環境」 1位と2位は?
不動産メディア「幸せおうち計画」を運営するAZWAY(東京都豊島区)が、「家を建てて失敗だなと思ったところ」に関するアンケートを実施し、その結果を公表しました。
85%が失敗を実感
調査は2023年4月9日〜5月11日、20代以上の男女393人に聞きました。ます「家を建てたときの年齢」について聞いたところ、1位が「30代」(161人)で、2位「40代」(101人)、3位「20代」(54人)と続きました。
また「マイホームへの満足度」について聞いたところ、1位「70%」(159人)、2位「90%」(130人)、3位「50%」(63人)という結果となりました。
続いて、「家を建てたとき、失敗したなと思ったところはありますか」と質問したところ、「はい」が336人、「いいえ」が57人でした。85.5%の人が失敗だと思っているのが分かります。
では、家を建てたときにどのような部分に失敗を感じたのでしょうか。3位は「立地や環境」(36人)で、「購入前に住宅周辺の環境をしっかりリサーチしたつもりだったのですが、購入後に深夜の時間帯に住宅近くの国道を暴走族や走り屋が頻繁に通り騒がしく後悔しました」(40代で家を建てた男性)、「隣人がクレーマーでことあるごとに怒鳴りつけてきます」(30代で家を建てた男性)といったコメントが集まりました。環境については、実際に住んでみないと分からないことが多いようです。
2位には「収納」(54人)がランクインしました。その理由として、「クローゼットをもっと作ればよかったと後悔してます。子どもが増えると物も増えていき置き場所がなくなってます」(30代で家を建てた男性)、「収納スペースをあまり確保していなかったので、タンスや棚を設置したら部屋がごちゃごちゃしているので。失敗したなと思います」(40代で家を建てた女性)などの回答が寄せられました。
そして、1位は「間取り」(73人)でした。「収納に使えそうなのにつぶしてしまった無駄なスペースがあることと、ドアの位置をあと10センチずらしてたらソファが入ったりなどの間取りを失敗しました」(50代で家を建てた女性)、「家事動線、特に洗濯に関してもう少し考えたら良かった。土地が広いところだったのでベランダは必要なく、その分子ども部屋を広げしたら良かったし、洗濯機を置く脱衣洗面所を広くしたりサンルームを作って物干し場にしたかった」(30代で家を建てた女性)という回答がありました。
また、「早く家を建てたいと思うあまりハウスメーカ−とあまり打ち合わせしなかった。建ててから間取りがちょっとイメージと違うと思ったが時すでに遅しだった」(40代で家を建てた男性)というコメントもあり、焦りは禁物です。
同社は、調査結果を受け、「失敗した場所として多く挙げられていたのが、『間取り』です。実際に生活をしてみて『家事動線が悪かった』、『家具が入らなかった』という意見もあり、事前にある程度のシミュレーションをした上で家を建てることが重要だと分かります」などとコメントしています。