エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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MLB公式がランク付け

 米大リーグで流行しているホームラン後のセレブレーション。大谷翔平投手が所属するエンゼルスでは「兜パフォーマンス」を取り入れ、選手たちだけでなくファンの盛り上がりに一役も二役も買っている。MLB公式は「チームの全ホームランセレブレーションをランク付け」と題して記事を展開。注目のエンゼルスは2位にランクインされたが、1位には「まるで海の怪物を制圧し、勝利を誇示するかのよう」と称賛された球団が輝いている。

 昨季はホームランを放った選手がベンチに戻った際にカウボーイハットをかぶって喜びを分かち合ったエンゼルス。今季は開幕直後こそ麦わら帽子をかぶるセレブレーションだったが、4月7日の本拠地ブルージェイズ戦から、鹿児島の甲冑工房丸武産業が製造した33万円の兜が用意され、トラウトが最初のパフォーマンスを行った。

 今季は他球団でもさまざまなホームランセレブレーションが実施されている。MLB公式では「この(ホームランセレブレーション)のトレンドは数年前から勢いが増し、今季本当に開花した。3分の1以上の球団がなにかやっている」「セレブレーションは今のところ球場にさらなるレベルの幸せを加えている。彼らは本当に子供のようだ」との記事を掲載し「どれも素晴らしいが、どれが一番だろうか? そこにある喜びを量化して、ホームランセレブレーションをランク付けしよう」と独自に順位をつけている。

 注目のエンゼルスは「サムライ戦士」と名付けられ、2位にランクイン。記事内では「エンゼルスが準備したサムライ戦士のヘルメットは、ショウヘイ・オオタニとその仲間たちがWBCでやったあらゆることの論理的な延長だ」「オオタニがWBCの最後に三振を奪った男であるマイク・トラウトは、オオタニと同じぐらいそれが似合っている」などと伝えられている。

 これを上回って1位に輝いたのは「三叉槍」のパフォーマンスを導入しているマリナーズ。「ホームランセレブレーションが楽しいものであることは重要だが、なによりも重要なのはホームランを打った人が素敵な気分になれることだ」とした上で、こう続けている。

「ホームランを打った打者がアクアマンであるかのようになる三叉槍が私たちのお気に入りのセレブレーションである理由がこれだ。あれを持ってポーズをするとクールに見える。まるで巨大な海の怪物を制圧し、恐怖から救ってあげた村民に勝利を誇示するかのようだ」

 記事内では「フリオ・ロドリゲスは明らかにこれの完璧なモデルだが、正直言って、三叉槍を持ちながら征服するヒーローのように見えないのは不可能だ」とも記している。

(THE ANSWER編集部)