若い世代の来店を増やすべく、女子大学生と連携して若い世代に響く動画コンテンツを制作する――といったユニークな産学連携プロジェクトを、家電量販店のジョーシン(上新電機)が4月から開始します。制作した動画は、ジョーシン店頭のサイネージやSNSなどで2023年8月から12月まで配信し、若い世代の客がどれだけ増えたかを検証します。

家電量販店のジョーシンが、梅花女子大学と産学連携プロジェクトの第2弾を開始。若い世代に響く動画コンテンツを制作して若い世代の来店を増やすのが目標だ

今回、ジョーシンと連携するのは、大阪府茨木市にある梅花女子大学。2022年9月には、同大学の学生がアイデアを出してデザインした売り場をジョーシンの店舗で展開しており、今回が産学連携プロジェクトの第2弾となります。

第1弾の産学連携プロジェクトでは、ジョーシン店舗の売り場を女子大学生がデザインした

今回のプロジェクトの目標は「若い世代の客を増やすための動画コンテンツを制作する」こと。動画の原案を梅花女子大学の学生が作成し、その原案をもとに東洋紙業(大阪市浪速区)が動画を制作します。完成した動画は、ジョーシン店頭の各種サイネージで流すほか、ジョーシン公式SNSでも配信し、若い世代の会員構成比の向上やジョーシンファンの増加を狙います。



梅花女子大学にとっては、関西の家電量販店の販促企画に携わることで、実践的な学びを得るメリットがあります。また、SDGsの「17.パートナーシップで目標を達成しよう」と「4.質の高い教育をみんなに」の達成を目指す狙いもあります。

今回参加するのは、梅花女子大学 文化表現学部 情報メディア学科の学生で、5〜7名のグループを12グループ作ってプロジェクトに臨みます。2023年4月〜7月の全14回の講義でプロジェクトを進め、2023年8月から制作した動画を配信。2023年8月1日〜12月31日の5カ月間で、若い世代の会員売り上げ構成比の推移を検証します。