バルセロナのフランク・ライカールト監督が、ここ数日スペインメディアで報じられている同クラブのブラジル代表ＭＦロナウジーニョとの確執報道を真っ向から否定した。

「私がロナウジーニョと仲違いになっているとか、彼を罰したという報道は全くのデタラメだ」。

ＵＥＦＡが主催する第８回エリート会議出席のため、ジュネーブを訪れていたライカールト監督は、一連の報道に対しそう語った。

ライカールト監督がリーガ開幕戦アウェイでのセルタ戦でロナウジーニョを召集メンバーから外したのは、その３日前に行われたヨーロッパ・スーパーカップ、対セビージャ戦でのロナウジーニョのパフォーマンスの悪さへの罰とし、２人の不仲説をイギリス紙が報じた。通常、この手の噂レベルの報道を気にすることはないライカールト監督だが、噂が一人歩きする前に沈静化を計ったと言える。

「私は誰にも嘘はつきたくないし、彼からもつかれたくない。真実を言い、それを守っていかなければならない。ロナウジーニョと私の間には何にもない、それが真実だ、我々が不仲であるということはメディアが勝手に作り上げたことだ」。

新シーズンも始まり、チーム内に無用な混乱を避けるため、ライカールト監督は根も葉もない噂に自らシャットアウトする形をとった。