トルコ・シリア大地震の発生から1カ月がたち、現地では今なお150万人がテント生活を余儀なくされています。

 現地時間3日午前のトルコ南部の様子です。テントでの避難生活が長期化し、被災者の疲れが色濃くなっています。今回の地震で倒壊したか、激しい損傷を受けた建物は22万7千棟以上に上りました。トルコではプレハブを使った仮設住宅の設置場所が209カ所まで拡大し、4万6千人が入居できた一方で今も150万人がテントで生活し、トイレとシャワー設備、洗濯機が不足するなど支援に遅れも出ています。

 日本赤十字社栃木県支部では被災者を支援するため海外救援金を受け付けていて、2月末までに栃木県などの自治体をはじめ個人、法人含めて合わせて54件、総額249万円余りが寄せられました。海外救援金は全額、被災地に送られ、救援や復興支援などに活用されるということです。