輸出額が13年連続で過去最高を更新するなど海外で日本酒の人気が高まる中、フランスの食品バイヤーが7日、小山市の酒蔵の視察に訪れました。

 小山市粟宮の創業150年以上の老舗の酒蔵西堀、酒造を訪れたのはフランスの食品バイヤージェロームさんとクレメントさんの2人です。

 県内の酒蔵と直接の結びつきの場を設けようと県とジェトロ栃木が企画したもので海外での評価も高い栃木県の日本酒の輸出促進が狙いです。

 西堀酒造は伝統的な日本酒作りのほか、レーザーの光を当てる先進的な製法にも取り組んでいて、2人は透明なタンクに驚きの表情を見せていました。

 また、去年(2022年)春にはウイスキーやウォッカの蒸留所が完成、2人は老舗酒蔵が作ったウォッカを試飲し、その味わいを楽しんでいました。

 コロナ禍ではオンラインでの商談が中心でしたが、2人は実際に酒蔵を訪れたことで、より魅力が伝わったと話していました。