日本で唯一「ジャンボ機」を使う航空会社です。

これまでは整備協力なども

 航空会社のANA(全日空)などを傘下にもつANAホールディングスが2023年3月7日、日本で唯一となる貨物専用航空会社NCA(日本貨物航空)の株式すべてを、日本郵船から取得する基本合意を締結したと発表しました。この結果、NCAはANAグループに加わることになります。


NCAの貨物機(乗りものニュース編集部撮影)。

 ANAホールディングスは今回の全株式の取得について「当社グループの航空事業ポートフォリオに加えると同時に、日本最大の国際線旅客便ネットワークを活用する当社グループの貨物事業と将来的に統合・再編することで、お互いの強みを補完し合うコンビネーションキャリアとして収益性が高まり、当社グループの成長戦略を加速できると判断いたしました」とコメントしています。

 これまでANAホールディングスはNCAの経営に参画。現在でも2社は航空機整備部門における業務協力、両社運航便での共同運航(コードシェア)や連帯運送を柱とする戦略的業務提携に関する覚書を締結しており、相互協力関係にあるといいます。