「僕はレアル・マドリーで幸せだ。長い間、このクラブでプレーできればいいと思っている」。

2006年ゴールデン・フット賞を受賞したレアル・マドリーのブラジル代表FWロナウドは、モナコで行われた受賞式でそうコメントしている。しかし、レアル・マドリー側ではこの言葉を額面通りに受け取ってはいないようだ。

ロナウドの移籍騒動はまだ終わりを見せていない。クラブ側でもロナウドのレアル・マドリー残留をはっきりさせておらず、一度はなくなったと言われるACミランとの間にある移籍話しをまとめるべく引き続き解決策を模索しているところだ。そして、インテルもまたロナウドの動向に注目しており、ロナウドとアドリアーノの交換トレードを検討しているとも言われている。ロナウドがイタリア・フットボール界に戻る可能性も十分にあるという状況だ。

ワールドカップ終了後に左すねの沈着した石灰成分を除去するため手術を行い、未だリハビリ中のロナウドは、カペッロ監督が指揮するチーム練習にも参加できずにいる。ファン・ニステルローイ、ラウル、そして復調の兆しを見せるカッサーノがいる中でロナウドが絶対という存在でないのも否めない。

移籍マーケットが閉まるギリギリでのサプライズ移籍があるのか?ロナウドとレアル・マドリーに残された時間は72時間となっている。