間もなく東日本大震災から12年です。

 いつ発生するかわからない大きな災害に備えて地域の連携を強化しようと矢板市で5日、自主防災組織と消防団の初めての合同訓練が行われました。訓練には矢板市の自主防災組織と消防団員、それに矢板消防署の署員など、およそ150人が参加しました。

 矢板市では2019年の東日本台風の際の連携不足を解消しようと災害時の各団体の連携強化に力を入れています。

 防災士の資格を持つ矢板市の齋藤 淳一郎市長や消防団員が中心となって、防災用具の使い方や避難所の設営の仕方なども確認しました。一方、会場に近い内川では消防団による放水訓練も行われました。

 矢板消防署では、地域が連携し一体となることが災害時の被害の軽減や市民の命を守ることにつながるとしています。