東日本大震災から3月11日で12年がたちます。震災の教訓を忘れず防災への意識を高めてもらおうと、宇都宮市で4日イベントが開かれました。

 防災に関する知識を家族で学んでもらおうと開かれた「春の防災フェスティバル」。

 会場となった宇都宮市にある栃木県防災館では子どもたちが消火用タンク車の放水に挑戦したほか地震や強風、煙が立ち込める中からの避難を体験していました。

 また、語り部で原発震災を語り継ぐ会の高村美春さんによる講話も行われました。高村さんは東日本大震災が発生するまで福島県の南相馬市に住んでいて原発事故での避難体験を紹介しました。そして、震災の語り部は楽な役割ではないけれど、事実を事実として話していくことで震災や原発事故が忘れ去られないように伝えていかなければならないと訴えました。

 訪れた人たちはさまざまな体験を通して楽しみながら防災への意識を新たにしていました。

訪れた人たちはさまざまな体験を通して楽しみながら防災への意識を新たにしていました。