学生の数の減少などにより今年度限りで閉校となる、栃木県栃木市にある看護学校で3日、卒業式と閉校式が行われました。

春を感じさせるやわらかな日差しの中、栃木市にある栃木県県南高等看護専門学院で行われた卒業式と閉校式。

閉校式に先立って行われた最後の卒業式では、3年間の学びを修めた18人ひとりひとりに、都丸浩之学院長から卒業証書が手渡されました。

そして、卒業生代表の田代愛実さんが、コロナ禍で過ごした学生生活を振り返りました。

続いて行われた閉校式。県南高等看護専門学院は、県南地域における看護師の養成所として、1976年に開校しました。

しかし、少子化による入学者の減少などを理由に、今年度をもって47年の歴史に幕を下ろすことになりました。

学生代表として荒川友良さんが「この学院で学んだことを誇りに思い、看護師として歩むべき道を大切に進んでいこうと思います」と述べ、学び舎との別れを惜しみました。

最後に福田富一知事が閉校を宣言しました。

47年間で巣立ったのは2千380人。卒業生たちはここでの学びを胸にこの先も輝き続けます。