アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏がバルセロナ所属のアルゼンチン代表FWレオ・メッシ(19)をまたまた賞賛した。マラドーナ氏は以前にも「メッシは他の選手にはない才能を持ち合わせている」と語り、自身の後継者にも指名している。今回はそのメッシとともにアトレティコ・マドリーに移籍したアルゼンチンの新星セルヒオ・アグエロ(18)をも褒めちぎった。

「メッシもアグエロもそのポテンシャルに限界はないと思う。それは私にも想像がつかないことだ。2人ともチームを勝利に導くことができる唯一のアルゼンチン選手だ」。

ドイツに敗れたワールドカップ準々決勝戦でメッシを起用しなかったホセ・ペケルマン前アルゼンチン代表監督を批判したマラドーナ氏は、代表でメッシとアグエロの両選手をフォワードとして起用するのが理想であるとし、9月3日(日)ロンドンで行われるブラジルとの親善試合に両選手を召集したバシーレ新監督の決断にエールを送っている。

最大のライバルであるブラジル戦でメッシとアグエロ、アルゼンチンの若き才能が同時にピッチに立つことができるのか、新たなセンセーションを巻き起こしてくれるのか否が応でも期待が高まる。誰よりそれを待ち望んでいるのはマラドーナ氏自身だろう。