26日夜に行われたセリエA王者インテル対イタリア杯王者ASローマによるイタリア・スーパーカップ、0−3ビハインドから4−3逆転勝利を飾ったインテル。翌27日、現地メディアは衰え知らずの活躍でインテルに劇的勝利を導いたMFルイス・フィーゴ(33)を絶賛の嵐で迎えた。(試合内容は欧州通信「熟練フィーゴ芸術FK!!インテル大逆転でタイトル獲得」に記述)

27日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙一面は「インテル、狂ってる」の見出しで常軌を逸した逆転劇を称賛。フィーゴに対する個人採点は「8=魂、頭脳、そしてチームの心肺機能。(相手にとって)危険な場面は全て彼の右足から生まれた。途切れる事無く、投げ出す事無く、まるで泉のように湧き出る才能が2トップを支えた」。一方ガゼッタ紙のライバル、コリエレ・デッロ・スポルト紙一面は「インテル、インクレディブル(信じられない)」、フィーゴ採点「8=継続力、貢献度・・・MVP。前半、フラットの中盤右サイドで何をすべきかを熟知。後半ダイヤモンドに変更した中盤でも同様。(決勝点となる)FKは繊細な刺繍細工だ」と掲載、イタリアを代表する両紙から文句なしのMVP選出となった。

8万人超収容のサンシーロに詰め掛けたサポーターは45528人。注目度が高いとは言えない試合だったが、衰える事のないバロンドールの輝き、歴史的逆転劇を目の当たりにしたサポーターの満足度は高かっただろう。