レアル・マドリーのDFジョナサン・ウッドゲイトは26日、レンタル移籍でプレミアリーグへ復帰する予定であることを明らかにした。

 2004年8月にニューカッスルからレアルへ移籍して以来、ケガに苦しみ続けたウッドゲイト。スペインで過ごした2シーズンで出場はわずか14試合にとどまり、今シーズンはファビオ・カペッロ新監督の構想外で出場機会が限られる見通し。そこで、この元イングランド代表は、母国でコンディションを取り戻し、再びレアルでのポジション争いに挑む決意を固めた。

「1年間のレンタルでイングランドに戻る。移籍先は、数日中に決まるだろう。ケガの問題がないことを証明するためにも、試合に出場する必要がある。レアルでは、シーズンを通じてプレーすることは難しい。しかし、自分の能力を証明して、1年後には再びレアルに戻りたいと思っている」
 
 しかし、移籍先に挙げられていたリバプールのラファエル・ベニテス監督は、26歳のDFに対する興味を完全否定した。

「ウッドゲイトとの接触はない。今回の噂は、新聞ではじめて知ったくらいだ。たしかに、ウチには故障中のディフェンダーが数人いるが、彼にはまったく興味がない」

 完全復活の足がかりとして、母国での戦いを選んだウッドゲイト。しかし、リバプールに加え、古巣ニューカッスルもケガに対する懸念を表明。獲得に動くクラブがミドルスブラのみという状況が、前途の多難さを物語っているようだ。