アーセナルのスペイン代表FWホセ・アントニオ・レジェスは、スペインに戻ることを熱望しているが、その夢も今夏には叶わずに終わりそうだ。金銭面での折り合いがつかず、レアル・マドリーとの移籍交渉が暗礁に乗り上げたレジェスに対し、今度はライバルであるアトレティコ・マドリーがオファーを出したが、木曜日(24日)午後、アーセナルのデビッド・デイン副会長が、英テレビ局‘Sky Sports’でアトレティコ・マドリーからのオファーを断ったと明かした。

アーセナルが設定したレジェスの移籍金1800万ユーロ(約26億円)に対し、アトレティコ・マドリーが提示したオファー額は1200万ユーロ(約17億円)。これはアーセナルが要求する額にほど遠いものであり、レアル・マドリー同様、金額での開きがネックとなったようだ。

また、同副会長は、「レジェスはアーセナルの選手であり、アーセナルの選手として続けることになるだろう」とコメントしていることから、レジェスはスペインに戻ることをあきらめ、あと1年はアーセナルに留まることになりそうだ。移籍マーケットが閉まるまで実質6日となった今、レジェスの移籍騒動にも終止符が打たれることになったと言える。