2069編成にカラーを施します。

1959(昭和34)年まで使われた


現行の西武2000系電車(2015年11月、伊藤真悟撮影)。

 西武鉄道は2023年1月24日(火)から当面のあいだ、同社の2000系電車1本(2069編成)を、前身の武蔵野鉄道デハ5560形カラーに塗装して運行します。列車名称は「西武鉄道創立110周年記念トレイン」。110年の歴史を偲ぶ塗色に変更することで、次の時代に繋げていきたいという想いを込めたといいます。

 走行路線は池袋線、豊島線、狭山線、西武秩父線。なお、運用の都合で運行しない日もあります。走行位置は、「西武線アプリ」の列車走行位置画面で確認できます。

 デハ5560形は1928(昭和3)年に登場。当時としては珍しい横幅約1mの大きな側面窓が特徴で、一部座席にはクロスシートが導入されました。吾野などへの観光輸送にも適した車両として、1959(昭和34)年まで使われました。

 西武線にはほかにも、101系電車「赤電」など復刻カラーで運行中の車両があります。