斬新機能も備わってますヨ!

変幻自在の客室「カーゴ・フレックス」搭載

 新潟空港を拠点に2023年就航を予定しているリージョナル(地域間輸送)LCC(低コスト航空会社)、トキエアは2022年1月18日、同社むけ2号機となるATR72-600(機体番号:JA02QQ)が那覇空港に到着したと発表しました。


トキエアむけ2号機、ATR72-600「JA02QQ」(画像:トキエア)。

 このATR72-600トキエアむけ2号機では、需要に応じて機内のレイアウトを変更できる「カーゴ・フレックス(Cargo Flex)」機能を備えます。通常の旅客機として機内全体に座席を配したレイアウトに加え、機内の前部をコンテナ4つぶんの貨物スペースとし、後部を客室とする「貨客混載」のレイアウトにも対応でき、これらふたつを需要にあわせて切り替えられます。ATR社の説明によると、一例では、通常レイアウトなら72人の旅客と1.7tの貨物を、貨客混載レイアウトなら44人の旅客と3.1tの貨物を収容するといいます。

 2号機は現地時間14日にATRの工場がある、フランスのトゥールーズを出発し、ギリシャ、UAE、インド、タイを経由し、那覇空港に到着したとのことです。

 トキエアは2023年から新潟空港を拠点に札幌丘珠、仙台、中部、神戸線などを開設予定。また、2024年以降には新潟〜佐渡間を就航予定。現在海路しかないこの区間を、航空便を用いて結ぶ予定と見られます。