悪名高い戸越公園駅の「開かずの踏切」がいよいよ解消へ向かいます。

都市計画決定の準備段階


東急大井町線の戸越公園駅(画像:写真AC)。

 東京都都市整備局は2023年1月19日(木)、品川区内で検討が進められている東急大井町線の戸越公園駅周辺の連続立体交差化など関連計画について、都市計画素案を作成したと発表しました。

 戸越公園駅周辺には6つの踏切があり、国が「踏切道改良促進法」で定めたいわゆる「改良すべき踏切道」に、最初の指定リストにいずれも「開かずの踏切」などとしてリストアップ。解消にむけた取り組みが加速していました。当該区間の東側では大井町線は高架となり、JRや東海道新幹線と交差して大井町駅へ到着。西側では戸越駅付近で高架で国道1号と交差しています。また2021年には、東急をくぐるように都市計画道路「補助第26号線」が開通しています。そういった状況から、戸越公園駅は地下化ではなく高架化となる可能性が高そうです。

 都では2021年度に都の事業として調査検討をすすめ、都市計画決定にむけた準備を行ってきました。今回その計画素案が作成され、住民説明会とともに公表される予定です。住民説明会は2月9日(木)夜および11日(土)昼の2回です。

 この先、都市計画決定と環境アセスメントを経て国庫事業化すればいよいよ測量設計、用地取得、工事へと進んでいくこととなります。

 大井町線ではこのほか、自由が丘駅周辺でも連続立体交差化の検討が進められています。