ACミランが獲得に興味を示していると言われているレアル・マドリーのブラジル代表FWロナウドだが、ロナウド自身もイタリアに戻ることを望んでおり、すでにACミラン行きの準備を始めているとスペインで報じられている。

戦う気持ちがあり、プロ意識の強いフォワードを望むカペッロ監督は、ロナウドを構想に入れていないようで、彼に対しすでに移籍を勧めていると言われていること。

ACミランのブラジル代表MFカカの獲得を諦めきれないカルデロン会長が、カカ獲得作戦にロナウドの移籍を利用しようと考えていること。

ACミランのガリアーニ副会長が、怪我の回復状況についてロナウドとほぼ毎日に渡って連絡を取り合っていること。

この3つのポイントから考えて、ロナウドがACミランに移籍することはそう困難なことではないと見られている。

ワールドカップドイツ大会終了後、左すねの沈着した石灰成分を除去するため手術を受けたロナウドは、現在もリハビリ中で、チーム練習にも未だ合流しておらず、リーガ開幕にも間に合わないという状況で、蚊帳の外といった感があることは否めない。移籍マーケットが閉まるまであと11日と迫った今、ロナウドのACミラン移籍が現実味を帯びてきたようだ。