高速バスにとっても重要なPAです。

中央道に走り始める「ダブル連結トラック」に対応

 NEXCO中日本名古屋支社は2022年12月15日(木)、中央道の小黒川PA(長野県伊那市)の上下線で進めてきた駐車マス増設工事が20日(火)に完成すると発表しました。中央道で初となる「ダブル連結トラック」の優先駐車マスも整備されます。


小黒川PA(画像:Google)。

 夜間帯を中心とした大型車の駐車マス不足に対応する増設工事は、中央道でも進んでいます。今回は、既存の敷地を有効活用しながら駐車場レイアウトを見直し、普通車2台もしくは大型車1台を停められる「兼用マス」を増設するなどして、大型車の駐車可能台数は上下合わせて約1.4倍(+33台)に増やしました。これによりPAの混雑緩和が期待されるといいます。

 普通車マスについては、入口に近い商業施設側に集約し、利便性を向上させているということです。

 また、11月に国がダブル連結トラック(最大全長25m)の走行対象路線を拡充し、中央道も対象に含めたことを受け、優先駐車マスも1台分整備されました。

 ちなみに、小黒川PAは高速バスの休憩や乗務員交代の拠点としても使われています。中央道の中間付近にあたるのは諏訪湖SAですが、SAの混雑をさけて、ややマイナーな当PAが休憩場所として選ばれるケースもあります。