高山本線の高山〜下呂で日中の普通が1往復増便されます。

HC85系が関西へ進出

 JR東海は2022年12月16日(金)、来年2023年3月18日に実施予定のダイヤ改正の内容を発表。その中で、高山本線で下呂・高山・富山方面へ向かう特急「ひだ」について、全列車を新型車両「HC85系」で運転すると発表しました。


高山本線は新型車両HC85系(右)に統一され、キハ85系(左)は撤退(画像:写真AC)。

 HC85系は今年7月に運行開始。「エンジンで発電した電気でモーター駆動」するため、電車の部類に入ります。特急「ひだ」へ順次投入が進み、ディーゼルエンジンをそのまま駆動力に使っていた従来の「キハ85系」は、高山本線から撤退することとなります。

 これにより、1日1往復のみ大阪駅を発着していた便も、HC85系となり、関西では初めてのHC85系の乗り入れとなります。

 将来は紀勢本線の特急「南紀」にも投入予定。2023年度にかけて順次投入され、キハ85系を置き換えていくとしています。

 今回のダイヤ改正では特急「ひだ」に関して、一部便で停車駅変更があります。一例では名古屋9:39発の「ひだ5号」は美濃太田〜下呂〜高山間で途中停車駅を通過化。代わりに名古屋7:43発の「ひだ1号」は、新たに尾張一宮・鵜沼・白川口・飛騨金山・飛騨萩原・飛騨小坂・久々野にも停車します。

 高山本線では、普通列車が日中に増便されます。4時間近く空白があった高山〜下呂間で、12時台周辺に1往復が新設されます。