今度は長崎だ! 海自の最新護衛艦「のしろ」就役 次世代多用途艦の3番艦 三菱重工
配備先は1,2番艦とは異なり西日本です。
配備先は長崎県の佐世保
防衛省は2022年12月15日(木)、三菱重工業 長崎造船所(長崎県長崎市)にて、護衛艦「のしろ」の引渡式および自衛艦旗授与式を実施しました。
式典では、三菱重工と防衛省のあいだで引渡書と受領書の授受を行ったのち、三菱重工の社旗が降ろされ、かわって自衛艦旗が「のしろ」艦尾に掲揚されました。
新型護衛艦「のしろ」(2022年12月15日、深水千翔撮影)。
「のしろ」は、もがみ型護衛艦の3番艦で、2020年7月15日に起工し、2021年6月22日に進水しています。
船体サイズは全長約133.0m、幅約16.3m、基準排水量は約3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせ(CODAG)で、軸出力は7万馬力、速力は約30ノット(約55.6km/h)です。
なお、「のしろ」は「川」に由来し、海上自衛隊で用いるのは、ちくご型護衛艦の11番艦「のしろ」に続いて2回目です。旧日本海軍では、阿賀野型軽巡洋艦の2番艦「能代」が存在しました。
説明によると、「のしろ」の配備先は先に就役した「もがみ」「くまの」と異なり、長崎県の海上自衛隊佐世保基地に所在する第13護衛隊になるといいます。