JR北広島駅が改良「北海道ボールパーク」開業で混雑解消に「ずらし停車」へ
新たな「球場最寄り駅」として利用客が激増することになります。
混雑解消へ応急措置
JR北海道は2022年12月14日(水)、千歳線の北広島駅について、近隣に新球場と「北海道ボールパークFビレッジ」が開業するのに伴い、駅改良を実施すると発表しました。
千歳線を走る快速エアポート(画像:写真AC)。
ホームを千歳側へ80m延伸し、エレベーター側に新改札口を整備します。これらは12月25日に供用開始となります。
駅改良は、新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」により、試合観客で駅が混雑することに対する措置です。ホームを延伸し、その分だけ停車位置を臨時でずらし、ホーム上の混雑を分散する構えです。似たような取り組みは、JR京葉線の舞浜駅などでも行われています。
停車位置をずらすのは札幌方面の4番線。デーゲーム開催時は15時以降の全便、ナイトゲーム開催時は20時以降の全便が対象となります。
さらに、混雑緩和のため、ナイトゲーム開催時は臨時快速が運転されるほか、2本の特別快速エアポートが臨時停車する予定です。20時以降の普通列車はすべて6両編成に増強されます。
また、もともとエレベーターはあったものの、エレベーターを降りた出口には改札がないため、その都度駅員が対応していました。今回ここに改札が設けられることで、駅員対応の手間が省けます。
ちなみにボールパークに直結する新駅が、北広島駅の北側で構想されています。JR北海道は着工から開業まで7年かかるとしていますが、現在はまだ駅の概略設計や関係者協議の段階となっています。