次の最新強襲揚陸艦「ファルージャ」に艦名決定 由来はイラク戦争 米海軍
1番艦「アメリカ」は日本に配備中
建造場所はミシシッピ州
アメリカ海軍は2022年12月13日、次に建造する新型の強襲揚陸艦の艦名が「ファルージャ」に決まったと発表しました。
「ファルージャ」と名付けられるのはアメリカ級強襲揚陸艦の4番艦、艦番号LHA-9です。
アメリカ級強襲揚陸艦の3番艦「ブーゲンビル」の完成予想CG。「ファルージャ」も基本的には同じ外観となる予定(画像:HII)。
アメリカ級強襲揚陸艦は、2022年現在、最新の強襲揚陸艦で、排水量は約4万5000トン、全長は約260mある空母形状をした大型艦です。
すでに1番艦「アメリカ」(LHA-6)、2番艦「トリポリ」(LHA-7)の2隻が就役しているほか、3番艦「ブーゲンビル」(LHA-8)が進水を控えており、今回艦名が決まった「ファルージャ」はこれらに続くものです。
名前の由来は2000年代初頭に起きたイラク戦争中のファルージャの戦いだそう。イラク戦争のなかでも激戦のひとつとして数えられており、アメリカ海兵隊ではベトナム戦争中に起きたフエの戦いに匹敵する激しい市街戦と見なしているといいます。
なお「ファルージャ」は近日中に、ミシシッピ州パスカグーラにあるハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)のインガルス造船所で起工する予定です。
※誤字を修正しました(12月14日20時15分)。