隣国オーストラリアではすでに実運用中。

導入決定から4年で初号機引き渡しへ

 ニュージーランド空軍は2022年12月13日、新たに導入したP-8A「ポセイドン」哨戒機の1号機が同国北島にあるオハケア空軍基地に到着したと発表しました。


ニュージーランド本国に到着した同国空軍のP-8A海洋哨戒機(画像:ニュージーランド国防軍)。

 同国空軍は、従来P-3K2哨戒機を運用していましたが、老朽化が進んでいることから、後継機の選定を実施。その結果、2018年7月にP-8Aの導入を決定しています。

 P-8Aは、150席クラスの双発ジェット旅客機ボーイング737をベースに所要の改良を施した新型の海洋哨戒機で、ニュージーランド空軍は6機のP-3K2を、4機のP-8Aで置き換える計画です。

 今回到着したのは、そのうちの1機で、のこり3機は2023年中に引き渡される予定とのこと。ニュージーランド空軍はP-8Aを領海警備だけでなく、捜索救難活動や国際人道支援活動、そらには環境モニタリングや南極海の保護などにも活用するとしています。